2009年4月15日水曜日

小沢健二くんのこと

一昨日のブログを書いて帰宅すると『子供と昔話』が届いてました。
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小沢健二、絶賛連載中の「うさぎ」第15話。
彼はどうやら年末ヨルダンにいたようで、
ニュースでは絶対に判らない、ガザ地区へのイスラエル侵攻を、
鋭く丁寧に書いてます。

資本主義、アメリカと日本、そして世界の成り立ち...........。
「うさぎ」は童話の体をとってすごくわかりやすく、
しかしはっきりとした政治的メッセージがこもっていて、
ほとんどのロックより過激だしパンクだし賢いし強い。
20年前に彼がやっていたフリッパーズ・ギターは、
「お洒落」な体裁をとった実はめちゃくちゃ過激なバンドで、
「予定調和」に徹底的にNOを出すような批評性の高いバンドだった。
その後ソロ活動を経て今は音楽ではないが、
彼の表現の根幹はまったくブレてない。
腰の据わった戦い方をし続けてる、と思う。

「かっこ悪い言い方になるけど、魂をこめて、言いたい。
 あたしたちはみんなパレスチナ人だ、と」(「うさぎ」今号より)

三ヶ月に一度届く、静かにおこっている革命の、最前線からの手紙。
私にとっての「うさぎ」はそんなかんじだ。

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http://www.ozawa-folktale.com/

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