2009年7月13日月曜日

ニューヨークのユダヤ人

7月10日 Simon&Garfunkel@東京ドーム

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2人は68歳。客の年齢層も激高。懐メロ大会?

まずバンドが素晴らしすぎる。
アフリカ人とアメリカ人の混成バンドは、
アーシーでブルージーな、おそろしく洗練されたリズムを提供。
そこにあのギターとあの声とあのメロディとあの歌詞が全面展開。

ほとんどセットもなく、派手な仕掛けもなく、ただ音楽を演奏する2時間。
しかし奥深い世界観とグルーヴに、5万人がスタンディング・オベーション。
全ての演奏が曲と歌に向かって奉仕していく。曲は傑作だらけ。
こういうのは20世紀アメリカン・カルチャーの最高峰の一つでしょ。

ポール・サイモンはユダヤ人でニューヨーカーで、
音楽のフィジカル面と知性面を未だに最高のレシピでブレンドしていた。
センス、という一言じゃ済まされないようなレベルなのだけど、
センス、なんだろうと思う、やっぱり。
(科学的な努力と探求があるのは間違いない)

たぶんもうないだろうから、見に行って良かったよ。

音楽はすごい。

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