神戸に行ってきました。
豚インフルエンザのせいか不景気のせいか、
平日のせいか判らないが、人通りが少ない神戸。
晴天で、かつ涼しくて、緑がとても綺麗ですごく気分が良かったです。
マスクをしてる人も全く見かけなかった。
写真を撮り忘れたので何か代わりになる絵がないかなーと
神戸のことを考えてたら♪KOBE GIRL〜という鼻唄になってしまった。
「タワー・サイド・メモリー」という曲で、
ユーミンの『昨晩お会いしましょう』というアルバムの1曲目。

『
昨晩お会いしましょう』松任谷由実
このアルバムはシングル「守ってあげたい」収録のヒット作で、
1981年11月のリリース、80年代ユーミン黄金時代の幕開け。
「A HAPPY NEW YEAR」という名曲が入ってます。
甘くよりそう頃はよくここまでとばした
ポートピアも終わればただの夜に戻って
あの娘は急にはしゃぎ出すの おしゃれしたのも悲しくって
そんな歌詞に続いてKOBE GIRL〜というサビのリフレインする
フレーズが印象的で、好きな曲でもないのに、つい忘れない。
歌詞にもあるようにこれは実際に1981年に開催された
「
ポートピア(PORTOPIA)'81」
という博覧会がモチーフになってて、
旬のものと勝手にタイアップしていくユーミンの技、さすがです。
大阪の万博の時は小さすぎてニュースとしてもさっぱり憶えてないが、
ポートピアのニュースは結構憶えてる。
コーベってちょっと未来的でかっこよさそだなあーとかたしか思った。
それでその何ヶ月か後にユーミンのこの歌が出たので、
神戸の女の子っていいなあ、、、、と想像したかというとそうでもなく、
ただ妙なリフレインだけが引っ掛かってしまった曲。
だいたい「コーベーガール」ってあんまり響きとしても良くないし、
口にだして読みたい日本語ってかんじじゃないですが、
妙に耳につくリフレインなのです(転調するんだなーこれがまた)。
ちなみに「ポートピア」の語感は当時エレクトロな響きがありました。
そんなことをかんがえてたら、今日のニュースでこんなのが。
リニア品川・名古屋は40-47分リニアモーターカーもポートピアみたいな近未来のイメージで、
子供の想像力に夢を与えるワードだった。
実際こちらもポートピアの頃には開発や実験のニュースが
定期的にアナウンスされてたから、大人になる頃には、
この夢の超特急(と言われていた)に乗るんだなーと楽しみに
していたのですが、それから30年たってもまだリニアは走っていません。
今でも不定期にニュースはリリースされてるが、
ホントのところいつ実用化されるのでしょうか!?
「リニアモーターカー」という言葉は今はもう全然未来っぽい語感がないすね、
「超合金」みたいな少し物悲しい昭和の遺物的なかんじでしょうか。
元のコンセプトがすっかり時代に追い越されてしまったという。
子供の頃からの刷り込みもあって、個人的には死ぬまでに乗ってみたいのですが、
この時間のかかり方からしても政治的利権の匂いもしてますし、
一生夢の超特急になってしまうのでしょうか。